中国語の漢字を読むためのアルファベットを使った発音表記が「ピンイン(拼音)」です。
日本語には漢字の読みを補助する「ふりがな」や、外国人向けの「ローマ字」がありますよね。同じように、中国語にも漢字の発音をアルファベットで表すピンインがあります。
ピンインは「子音+母音」のセットで成り立ち、構造は日本のローマ字とよく似ていますが、中国語には「声調(トーン)」があり、これは母音の上に記号として示されます。
※ 英語ではアルファベットと発音のための発音記号がありますが、中国語ではこのアル
ファベット・ピンインの読み方を学べば、正確に中国語の発音がマスターできます。
このピンインのアルファッベットの読み方ができるようになれば一人で発音練習もでき
るようになります。
ですのできちんと学びたい方のために 「ピンインの読み方の学び方」という記事 をブログ文章サイトに作成しました。この記事を見て頂くとピンインの勉強のポイントが掴めます。
外国語を効率よく学ぶには、次の2つが重要です。
・最初に「発音」を学ぶ
・翻訳せず、その言語で考える
※脳が認める外国語勉強法(ガブルエル・ワイナー)、英語学習の最強・最速メソッド!
なぜ最初に「発音」でしょうか?「言えない言葉は聞き取れない」と言われます。外国語学習は聞くことから始まります。聞き取れなければ、意味をとることができません。リスニング力が外国語上達のカギですが、たくさん聞けばリスニング力が身に付くわけではありません。「聞き取れるようになる」ためには、単語やフレーズ、文が正しく発音できるようになることが最初のStepです!
「中国人のように言えるようにする」ためにee!chaiでは、中国で実際に使われている、中国人が「普通話」と呼ばれる中国語標準語の発音を身に付ける方法「ピンインピンドゥー(拼音拼读)」という発音練習法を取り入れ、結果として発音とリスニングの両方を鍛える指導を行っています。
英語には「フォニックス(phonics)」という、文字と音の関係を教える学習法があります。中国語のピンインも同じように、中国語の文字(中国の漢字)をどう発音するかを学ぶためのものです。
実際、中国ではピンインのことを「Chinese Phonetics(中国語の音声学)」とも呼びます。大人が中国語を学ぶ際には、このピンインの知識が不可欠です。
※ 当教室のブログマガジン 【ピンインの読み方 中国現地のピンイン習得法】 の中に中国の「百度百科」の画像があり、そこをご覧ください。
※ フォニックスについては英語コーチングスクールの【発音ルールや学習するメリットを徹底解説
】
音声学習についてはこちらも英語教育のブログ 【英語教育を徹底解剖!~フォネティックメソッド~】 を参考になさって下さい。どちらも当教室と業務上の関係はありません。
ピンインを理解するためには、「音節」という考え方が重要です。
日本語にも音節はあるのですが、日本語では「拍(はく)・モーラ」仮名1文字が1拍というルールがあって、拍のリズムで単語が成立しています。
※ お・か・あ・さ・ん で5泊。この拍が身についていませんとお・ば・さ・ん(4
拍)とお・ば・あ・さ・ん(5拍)の違いを聞き分けることができません。実際中
国人はこの二つの単語の聞き分けができません。もちろん言い分けることもできま
せん!
中国語では「子音+母音+声調」のセットが1つの音節です。音節の構造を理解することで、発音の仕組みが分かります。
※你好/のピンインはnǐhǎoです。音節は nǐとhǎo の2音節です。nが子音でǐが母音で頭につ
いているこの記号が「̌」声調で三声というトーンを下げて上げる発音を表しています。ǎo
はhの子音とǎoの三声で母音二つ(aとo)で一つの母音です。日本人はハオという2拍(2音
節)で発音しがちです。でもその発音では日本人訛りです。
以下の動画は、中国語教育専門家である中国人女性が作成したもので、音節を分かりやすく説明しています。
★ 音節の意味や日本語との違いを知ることで、ピンインの構造と特徴を理解することができます。
日本語との違いの特徴を詳しく記述した当教室のNoteの記事 【中国語ピンイン読み方の学び方-9】 もご覧ください
カエルライフさんは中国語学習動画のレジェンドです。
「よくわかる中国語発音入門講座」は#1から#10までサンプル動画としてYouTube動画で無料視聴できます。初心者の方はぜひまず全10回のこの講座を視聴することをお勧めします。
※ ここから先はどうぞNoteでご覧ください【 ピンインの読み方の学び方-1 】
皆さんは中国語を学ぶ際に目標をどこに置きますか?
通じることを目指すのであれば「声調」に力を入れれば通じ易い中国語になります。
母音をマスターすれば聞きやすい中国語になります。中国式ピンイン練習で子音を鍛えれば、ネイティブ以上のきれいな中国語を話すことも可能です。
■ 音節の基づく、発音の具体的な練習法:ピンインピンドゥー(拼音拼读)
たとえば「川」は中国語で「chuān」と書きます。
・ ch:子音(日本語の「ち」より口を広げ、舌を反らせる)
・ u:介音(唇を突き出して「う」を発音)
・ ān:母音(「あ」より大きく開いて高めの音で)
このように、単語をすぐに読むのではなく、各パーツを確認しながら順に組み立てて発音するのが中国式の練習法です。
ですから、まず最初は中国語の母音・子音・声調を一つ一つ声に出します。
その3つをつなぎあわせて単語になりますから、どの教室もそこから単語の発音に移ります。
中国では上記の独特の練習を徹底的に行います。
どんな練習か?➡これがピンインピンドゥー(拼音拼读)です!
人気ユーチューバー李姉妹の動画でピンインピンドゥー(拼音拼读)の練習法をご覧ください。彼女たちは「破壊と構築」と名付けています。
川はピンインでは chuān というつづりです。
ch が子音で u という子音と母音の間に介音という中国語特有の母音の一つが入ります。
そして ān が声調月の母音です。「̄」の記号は一声という、高いトーン(ドミソのソ位です)を横に伸ばすトーンです。
単語をすぐにまとめて発音しないで、子音・介音・声調付母音を確認しながら発音して、最後に全部をつなぎあわせて単語としてchuānと発音して、川を表します。
それぞれの口の形を静止画にしてみました。
「ち」よりも少し口が広がって。舌が反っています。
「う」よりも唇が突き出し気味です。
「あ」よりも大きく開いて、音声も大きくなっています。母音の特徴です。
この分解した練習を行いますと各発音がより正しくなって、繋いでひとまとまりに発音した時に、どの部分の音も正確ですから、きれいな中国語になります!
ee!chaiでは、この「ピンインピンドゥー」を取り入れたレッスンを行っています。
■ ピンイン学習のポイントと注意点
1:学習のステップ
母音・子音・声調を1つずつ分解して発音練習
2:それらを組み合わせて単語へ
すぐに単語を発音せずに、音節を分解して正確な音声練習
3:外国語学習の成功ポイント
文法よりも「使う」ことを優先
翻訳よりも「耳と口」で覚える
耳と口で覚え、通じる中国語を使うための土台がピンインでそのため「ピンインピンドゥー(拼音拼读)」で基礎をつくっておきませんと、単語や文が増えたときに、訛りのある中国語になり通じない危険性があります。
ピンインは少し難しく感じるかもしれませんが、順を追って学べば必ず身につきます。大切なのは「正しい発音を身につけること」です。 間違ったピンインの読み方では、逆に日本語訛りが強く残ってしまうこともあります。 ピンインをしっかり学んで、美しい中国語を目指しましょう!
ピンインをこれから学ぶ方は是非、下記のNote掲載の記事をご覧ください
【ピンインの読み方の学び方】は学習法の記事です。実際にピンインの教材も作成しました。
【ピンインの読み方!学び方の次はテキストで読み方を学ぼう】です。現在はまだマガジンとして完成しておrませんので無料公開しています。市販のテキストの補助教材として、中国現地の教え方ですのでどうぞご覧になって下さい。
ピンインの練習は子音、母音に分離してアルファベットで書かれた、その発音を学ぶことです。これは単語の発音の仕方を学ぶことです。
しかし会話で必要な音声での理解は文を聞いて理解できるようにすることです。
音読の一つにオーバーラッピングというレッスン方法があります。オーバーラッピングは文章を見ながら音声と同じスピードで音読する英語学習のメソッドのひとつです。リスニング力を鍛える練習方法としてリピーティングやシャドーイングもありますが、難易度が低いオーバーラッピングは初心者向けのメソッドです。文章を見ずに練習するリピーティングとシャドーイングに比べて、文を見ながら口に出すので、取り組みやすい練習方法です。
※ 但し、単語のピンインの読み方はもちろん意味やある程度の中国語文の構造や語順の
知識は必要です。
とくに、スピーキングの練習でありながら、リスニング能力向上に効果があります。なぜか?「言えない言葉は聞き取れないからです。基本的に、自分が認識できない単語を発音することはできません。発音できない言葉は聞き取れません。
オーバーラッピングはですから、拼读で正しくピンインの発音ができたら単語から句、文章の発音と音声で言葉を理解できる、聞き取れる土台作りにつながります。
聞きながら意味を取る練習にはチャンク朗読が必要になりますが、ee!chaiで音読のレッスンを受けますと、チャック朗読までレッスンを発展させることができます。